こんにちは。「かつや」のロースかつ定食が好きなカトー(@hisayosky )です。
東京行くとかならず食べています。とんかつはうまいよね。
さて、先日友人(仮にキウイさんとします)と話していたらこんな話になりました。
でも歌じゃ仕事にならないし。。。
歌手にはなれませんしね。
とキウイさんはいいましたが、
とぼくは思いました。
というわけで今日は「歌が好き」が仕事になる理由について解説していきます。
ではいってみましょう。
「歌が好き=歌手」という発想は捨てよう
調べてみると同じような悩みをもつ人が他にもいました。以下ヤフー知恵袋からの引用です。
音楽関係の仕事を教えてください。
歌が本当に大好きで歌手になりたいですが、現実的に考えて運も必要な厳しい世界なので将来どうしようか迷っています。
今高校生です。歌のレベルはカラオケに行けば上手だと褒められる程度です。
歌いだしたら、はっと驚かれるかんじです。小さい頃から音楽をたしなんできたわけでもなく、知識はほとんどありません。
音楽業界は大変厳しいものだと思います。だから自分の能力を理解して、もっと安定した違う仕事を見つけられたら、と思うのですがやっぱり自分がしたいことは今は音楽しか見当たらないくらい音楽が好きです。
なので、音楽に携わった職業を教えていただきたいです。いくつでも構いません。むしろ、たくさん書いていただけたら幸いです。
出典:ヤフー知恵袋
この方もキウイさんも「歌が好き=歌手」と思われているようです。
歌手になりたいのであれば「歌が好き=歌手」でいいですが、ちょっと待ってください。
歌が好きだからといって仕事が歌手になるとは限りません。
自分の場合は歌手になりたいのか、歌を仕事にしたいのか。まずはよく考えてみる必要があります。
歌手になりたいのであれば、しかるべきトレーニングと経験を積むべくがんばりましょう。
とにかく「歌が好き」を仕事につなげたいというのであれば続きを読み進めてください。
「没頭できること」は最大の強み
キウイさんは相当歌が好きなようでした。
考えてみてください。あなたは5000曲歌えますか?
ぼくは無理です。鼻歌はよく歌いますがきちんと歌って5000曲はとても無理です。
ブログも継続しないとPVや成果が増えないし、
Twitterもツイートを続けないとフォロワーさんや成果は増えないし、
Instagramも投稿し続けないとフォロワーさんや成果も増えないし。
他についても以下同文。
…。
……。
って思うと「続ける」ことから逃げたらあかんってことが分かるね。— ジュンイチ@デジマ研究所 (@Junichi_Santa) March 24, 2018
「続ける」のはたいへんなことですが、「続いてしまう」のはとても簡単です。
続いてしまう条件はただ一つ「好きであること」です。
キウイさんは歌が好きだからこそ歌い続けてしまい5000曲も投稿することになったわけです。
これは他の人にはない大きな強みです。
好きでずっと続けられるだけでもう仕事になる可能性をはらんでいると思いませんか?
「そんなにすごくない」から仕事になる可能性がある
仕事はちょっとムリじゃないですか?
とキウイさんはいいました。
しかし、逆に「すごくないから」こそ仕事にできるチャンスがあると思います。
「すごくなる過程」を見せられるからです。
すでに成功した人の話は、泥くさい部分が省略されていて、きれいな部分だけが抽出されていることが多いです。本当は、色々悩んだり、困ったり、悔しがったり……失敗して紆余曲折しているはずです。同じ道を目指す人にとっては、途中の苦労話からの方が、勇気をもらえます。
上手くいったことだけでなく、失敗の経験も、しっかり記録しておきましょう。失敗を克服したノウハウを記事にまとめれば、貴重なコンテンツになります。
5000曲歌ってきたとはいえ、キウイさんの技術にはまだ伸びしろがあるはずです。
発声、表現、作詞、作曲などに加えて「歌が好き」を仕事にする過程もまた伸びしろと言えます。
さきほどのヤフー知恵袋を見てもわかるとおり、キウイさんと同じような悩みを抱えている人は必ずいます。
そういった人たちにとって「すごくない人」が「すごい人」になっていく過程が見られるのは自分たちに当てはめられる例としてものすごく価値があります。
現在すごくないということは、そこに人に見せられるものがあるということです。自分の技術も磨かざるを得ませんから一石二鳥です。
「歌が好き」を仕事にするために今現在すごい人である必要はまったくないのです。
「歌が好き」を仕事にする条件
その1:自分のできることを多くの人に知ってもらう
キウイさんの場合すでに「Sing!」にて投稿はしていますから、どのくらい歌えるのかはある程度知ってもらえています。
しかし「Sing!」のユーザー限定なのでそんなに多くの人には伝わっていないかもしれません。
ぼくは「Sing!」というアプリの存在を知りませんでしたし類似のサービスさえも知りませんでした。
「Sing!」を基本としてブログやツイッター、YouTubeなどのよりユーザー数の多いメディアで発信をしたほうがいいでしょう。
その際、歌のほかに知ってもらえることはないでしょうか。
- 食べる
- 寝る
- 運動する
- 本を読む
- 映画を見る
これらはだれもしていることですが、「歌をうたうこと」に紐づければ立派に歌関連のコンテンツになります。
ほかにも、
- 歌のために工夫していること
- 演奏できる楽器
- 興味のある楽器
- 実践しているトレーニング
といった技術的なことも関心をもってもらえるでしょう。
これは自分の技術を磨いていく過程を見せればOKです。十分ほかの人の役に立つ情報になります。
その2:「この人はプロ」と認めてもらう
こういった情報を継続的に発信しているうちに見てくれている人の中で「この人はすごい!」という認識が生まれてきます。
この瞬間「プロの入り口に立った」と言えます。
歌には免許がありません。ものすごくうまくてもアマチュアを自認している人もいます。
「プロです」と言い切ってしまえばプロという考え方もできますが、これでは説得力に欠けます。
やはり他者から「プロ」と認めてもらうのが一番無理がなく説得力もあります。
世間一般に認めてもらう必要はありません。自分のことを知っている人にだけ認めてもらえればいいです。これは自己研鑽に加えて継続的な情報発信をしていれば誰にでも可能です。
「プロの歌手」になるのは大変かもしれません。でも「プロ」になるだけならそんなにむずかしくはないのです。
その3:需要を掘り起こす
ところで「歌が好き」を仕事にしてなんとかプロになったとして、いったいなんのプロになれるのでしょうか。
これは自分で決めるのではなく自分を見てくれている人に決めてもらいます。
つまり「自分のどんなところに需要があるのか」を見極めるということです。
キウイさんに「なにか歌のことで頼まれたり人の役に立ったりしたことはないですか?」と聞いてみたところ、
あと、ギターのできる友達と公園で歌っていたら人が集まってきてくれました。
という話が出てきました。
人よりちょっと秀でたものにはなにかしらの需要があるものです。ぼくはブログをやっていて強く感じます。
秀でるのはちょっとだけでいいのです。
重要なのは自分のできることを人に知ってもらい、需要を掘り起こすことです。
「人に知ってもらうこと」をしていない人は本当に多いです。
セミプロの腕前をもちながら趣味で終わってしまうのはその腕前を知っている人が少ないからです。
はじめは「需要」と「お金」を切り離して考える
この時点では「需要」と「お金」は切り離して考えたほうがいいでしょう。
まずは需要を拡大することのほうが大事です。
需要を拡大させるためには無料でも積極的に仕事を受けたほうがいいです。
じょーだんじゃないわよーーーぅぅ。
お金をもらうとどうしても仕事のハードルがあがります。依頼する方も頼みづらくなってしまいます。
それでも仕事として引き受ける以上お金をもらいたいというのであれば、価格を「50円」に設定することをおすすめします。
50円ならただ同然ですから躊躇なく依頼してもらえます。依頼される側としてもいちおうお金が発生するので「仕事」ってかんじがします。
なにより50円の仕事ならそこまで高いクオリティーは求められません。だからといって手を抜いていいということではありませんよ。
相手の期待値が低い分、期待以上の仕事をしやすいのです。これが50円の最大のメリットかもしれません。
期待以上の仕事をしてもらえれば「また頼もうかな」という気持ちになるでしょう。ニトリにいっぱい人が来るのは「ニトリの家具はお値段以上」と思っているからです。
はじめはとにかく需要を掘り起こして相手の期待以上の仕事をしましょう。
書くから実現する
書いたことは実現すると言われています。スピリチュアルか? と思うかもしれませんが、本当に実現してしまうことが多いです。
実は科学的な見地から説明できます。心理学で、「コミットメントと一貫性」に関する研究があります。簡単にいうと、人は約束を守ろうとするのです。
<中略>
書く行為にも。「コミットメントと一貫性」は発生します。一度書いた以上、後に引けなくなるのです。
SNSやブログのおかげでとても簡単に自分のことを多くの人に知ってもらえるようになりました。
発信することは自分が何者であるかをわかってもらう行為ですが、公に自分と約束をする行為でもあります。
目標に続く近道であることは間違いありません。
まとめ:好きであることが最大の強み。いますごくないなら、むしろ好きを仕事にできるチャンス
「歌が好き」を仕事につなげるには
- 自分のできることを多くの人に知ってもらおう
- 自分のことを知っている人に「この人はプロ」と認めてもらおう
- 何のプロになるのかはまわりの人の反応で決めよう
- 50円で仕事を受けて期待以上の仕事をしよう
- ライバルはニトリ
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