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社内講演会も情報発信であると意識したらやり方変わるんじゃない?

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こんにちは。最近会社がへんな場所に見えてしかたがないカトー(@hisayosky)です。

 

突然ですが、あなたがお勤めの会社に講演会はありますか? しかも「全員参加」の講演会。

 

ぼくがまだ勤めている会社では業務後に「講演会」が開かれることがあります。

外部から講師を呼んで社員に話をしてもらう会です。

 

講演会は基本的に自由参加のはずですが、なんとなく「出たほうがいい圧力」がかかっていたりします。

なかにはあからさまに「全員参加」とうたっている講演会があります。

社員は基本、全員参加の会には出なければなりません。出なかった人は後日DVDを見て「見ましたよ」とサインすることになっています。

 

ぼくはこれがずっと前からほんとイヤでして。。。

会社辞めると決まってからはぜんぶぶっちぎってます。

社員の風上にもおけぬ振る舞いですがいいんです。もうすぐ社員じゃなくなるから。すでに心は社員じゃないから。

 

会社辞めると決める前まではいやいやながらまじめに出席していました。

講演会は1回1時間半くらいかかります。けっこうありますよね。当然帰るのも遅くなります。そして残業にはなりません。

でも「全員参加」なのです。

 

いやだけど出なきゃと思っていたのは「従業員意識」があったからです。

従業員意識というのは「わたしは社員なので会社の方針になんでも従います」みたいな思考ですね。思考が完全に会社につながれてます。冷静に考えるとやばいやつです。

辞めると決めたおかげでぼくは「従業員意識」を切り離すことができました。そして従業員意識がなくなったらこう思うようになりました。

 

リトルカトー
講演会に「全員参加」っておかしくね?

 

出たくなくても出る講演会ってなによ? そんな講演会、出ても話聞かないんじゃないの?

「全員参加の講演会」っていったいなんなの?って思うようになっちゃったんですよね。

 

というわけで、今日は「全員参加の講演会」を掘り下げます。

 

 

会社が「全員参加」にする理由はなんとなくわかるが、本来の目的を見失っていないか?

会社としては社員全員にぜひ聞いてほしい話があるのでしょう。

最近あった全員参加の講演会の内容は「感染対策のこと」「個人情報の取り扱いのこと」などでした。なるほどこれは重要かもしれません(うちの会社は病院なので)。

 

聞いてほしい話であることは理解できますが、社員が話を聞きたいかどうかはまたべつの話です。

聞きたくなくても聞かせるってことは、講演会の目的は「話を聞かせること」そのものになりませんか?

講演会の場に全員いればOKですか?

そうじゃないですよね。

 

目的は「有用な情報を社員に取り込んでもらうこと」あるいは「社員になんだかの注意を喚起すること」あたりでしょう。

だったら必ずしも講演会に出席させなくてもいいのではないでしょうか。話が聞きたい人は来ればいいけれど、来たくない人にはもっと簡単な方法で有用な情報を伝えればよくないですか?

たとえば講演会の内容をイケてるデザインのスライド10枚にまとめて3分くらいで見てもらえるようにするとか(イケてるってのが重要。次回作に期待をもたせるものであればなおよい)。

 

安易に「全員参加」とすれば、講演会に人を呼ぶこと自体が目的になってしまいます。

人を呼ぶことが目的になったとしたら、それは誰のためでしょうか?

 

 

大事なのは講師の先生より社員。大事なものを見失ってはいないか?

「ある程度聴衆がいないと講演してくださる先生に失礼」という話を聞いたことがあります。

わからないではないですが、先生の失礼にならないように社員の頭数を集めるならそれは社員に対して失礼です。

 

リトルカトー
そんなもん、知らんがな

 

ですよ社員にしてみれば。講師の先生のために講演会に来る赤の他人がどこにいますか?

 

一般の有料の講演会だったら、人が集まらなかったとしても「講師の先生に失礼」とはならないでしょう。

運営側も講師も「ああ自分たちの力が至らなかった」と思うだけです。そしてどうしたら次は人が来てくれるのか考えるはずです。

 

社内の講演会も例外ではありません。

会社の都合で先生を呼んでも、社員が「聞きたい」と思う話でなければ人は集まりっこありません。

おもしろい話ができる人が来るにしても、その魅力が伝わっていなければ社員はみずから「行こう」とは思いません。

 

会社目線でなく社員目線で講演会のコンテンツを作れているか、社内に発信できているか。

すなわち「社員ファースト」の視点に立って講演会を企画できているか。会社は一度考え直してみていいと思います。

 

 

「全員参加」と付けた時点でオワコンと白状しているようなもの

映画でもコンサートでも、人が来てくれるかどうかは完全に見る人の意思に依存します。

「絶対来てね」なんて言ってもお客さんは来てくれません。

 

だから運営する側はよいコンテンツを準備しようとするし、その魅力を多くの人に知ってもらえるようにあの手この手を尽くします。

そこまでしても来てくれるかどうかはわかりません。

 

人を集めるのって本来簡単ではないし技術のいる作業と思います。

それを「全員参加」の一声で解決しようとするのは、はっきりいって反則です。

会社というリングでしか使えない反則技です。

 

反則技を使うしかないってことは、自分たちのコンテンツはしょーもないと白状しているようなものです。

最近の言葉でいえば「オワコン」です(「終わったコンテンツ」の略)。

だから講演会を企画する人には「全員参加」なんて口が裂けても言ってほしくはないのです。

 

 

会社は社員にむけて「良質なコンテンツを発信する」意識とプライドをもつべき

社員のために、会社をよくするために講演会を企画するのであれば、どうしたら社員がみずから話を聞きに来てくれるかまで計算するべきです。

そんなことができる人はうちの会社にはたぶんいません。専門の技術をもった人をあらたに雇ってもいいくらいですが、雇えないなら自分たちで努力するしかありません。

いまは正しい努力がされているとは思えません。

 

ブログも人集めです。

ブログに人を集める基本は「人の役に立つ記事を書くこと」です。良質な記事を量産できれば、遅かれ早かれ人は集まってきます。

会社の講演会でも人の集め方はブログと変わらないと思います。

だから「社員ファースト」の視点が必要ですし、「良質なコンテンツ」を継続的に作り出す努力が必要です。

この二つを意識するだけでも人の動きは変わってくるはずです。

 

とはいえ「講演会」にこだわる必要はありません。「社員に有用な情報を知ってもらうこと」が目的であるならば、もっと伝わりやすいメディアを選択してもよいでしょう。

社員の時間を圧倒的にとってしまうわけですから、講演会はある意味本当に「オワコン」なのかもしれません。

 

社内講演会でも本気でやれば社員の信用を獲得できるんじゃない?

ブログをやっていて思うのですが、人に情報を受け取ってもらうのは想像以上に手間がかかります。情報の質がよかったとしても受け取ってもらえるかどうかはわかりません。

しかし手間をかけて地道に伝えていければやがてコンテンツに対する「信用」が生まれます。そこまでがんばることができれば人は勝手に集まってきてくれます。

 

でも冷静に考えると、社内における「講演会」というメディアはコスパ悪いですね。なにかをやった気にはなるけれど時間もお金も食いすぎです。

「講演会なんてコスパの悪いものはやめましょう!」と言える人が今後出てくるのかどうか。そういう人を会社はつぶしてしまわないのかどうか。。。

 

まとめ:「全員参加」で講演会をオワコンにしてはいけない。「社員ファースト」の視点をもって情報発信するのであるよ

  • 「全員参加」とするのは反則。人集めにずるい手を使ってもコンテンツに未来はない。
  • 人がどうしたら集まるかまで計算に入れて講演会を企画するべき。
  • 「社員ファースト」の情報発信なら社内講演会はオワコンにならない(かもしれぬ)。

 

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