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仕事や職場の人間関係のことがあまりにも頭から離れないので、座禅を組んでみることにしました。座禅を組むといってもいきなり一人ではできないので近所のお寺の「座禅会」に参加してきました。

お寺で座禅が組める

座禅が組めるお寺は調べてみると以外とたくさんあります。今回は「日本の修業というサイトで調べました。こんなサイトがあるくらいなので修行を求める人の数も少なくないのでしょう。

お世話になったのは長野県諏訪市にある「地蔵寺」。こちらのお寺では毎月8のつく日に「座禅会」を行っています。ちなみに自宅からわずか20分。

この地に住みはじめて10年ですが、地蔵寺というお寺があったことも座禅会が開かれていたことも全く知りませんでした。

事前連絡が必要

「日本の修業」によれば、参加は無料だが事前に連絡が必要とのこと。メールが望ましいとありましたが、アドレスを探しても見つからなかったので当日の朝に電話をしました。参加の旨を伝えるだけで申し込みは終わり。

ぼくははじめてなので、座禅会開始の30分前(18時30分)に来るようにいわれました。持ち物はありませんが、パンツはゆったりとしたもののほうが座禅が組みやすくてよいです。

座禅には座りかたがある

はじめての人が30分前に来るのは「座りかた」を教わるためです。

座りかたについて教わることなんてあるの?と思われるかもしれませんが、じつは座る前からいろんな作法があるのです。いくつかの作法が繋がって禅に至るといっても過言ではないくらいなので、教わるのにはたっぷり30分かかります。

内容は実際お寺で教えてもらうとして、ここではおおまかに項目だけ挙げさせていただきます。

  • 座蒲の取り方、運び方
  • 本堂の歩き方(コース、足の左右)
  • お辞儀のしどころ、しかた、意味
  • 座りかた(結跏趺坐、半跏趺坐)
  • 姿勢
  • 呼吸

説明からそのまま本番へ

この日、指導してくださったのは副住職さん(他の方がそう呼んでいた)。はじめての人はぼくだけだったので、指導はマンツーマンでした。

説明が終わるとそのまま座禅会に突入します。トイレにも行けないので、説明の前に行っておいたほうがいいです。副住職さんも「大丈夫でしょうか」と説明に入る前に聞いてくれました。

座禅会は太鼓の音ではじまります。「大きい音なので驚かないように」と言われていたにもかかわらず、ドン!と鳴ったときにはびっくりしました。あらかじめ注意されるだけあります。

地蔵寺の座禅会は二部構成になっています。前半は黙って座禅を組む。後半は事前にわたされてある「禅宗要典」という冊子の詠唱。詠唱なのでお経のように一音一音伸ばして詠みます。

たーづーぬーるーにーそーれー」という調子で約4ページ、つづいて般若心経も詠むのでけっこう時間がかかります。計ったわけではありませんが、前半40分、後半20分くらいの時間配分だったと思います。

最後ははじめと同じ太鼓の音で終了。ちなみに終わりのときはびっくりしませんでした。

え、そうだったの? 座禅にまつわる誤解あれこれ

座禅についていくつか誤解をしていたことがわかったので挙げてみます。

座禅は途中から参加してもよい

作法がわかっていれば途中から参加してもよいようです。それぞれに仕事などある中で時間をつくって参加されているのだから、好きなときに来て座ってくださいということかと思います。

座禅の最中に動いてもよい

座っていれば足が痛んできます。どうしても耐えられなくなったら、足を組み替えてよいのだそうです。

わずかでも動いたり姿勢が悪かったりすると「喝!」とあの平たい棒で肩を打たれるイメージでしたが、そんなことはありませんでした。

ちなみに平たい棒で肩を打たれるあれは「警策(きょうさく)」というのだそうです。

打たれるのは「自己申告制」

地蔵寺ではたとえ寝ていても警策で打ちません。打たれるのは「打ってください」とみずから申告した場合に限られます。

副住職さんが見回りをはじめた気配があったら、胸の前で合掌して待ちます。これが「申告」。右の肩に警策が触れたら「打ちますよ」の合図なので、前屈みになり頭を左側に傾け右の肩を出します。打たれたら合掌したまま一礼、というのが一連の流れです。

来るか来るかとビクビクする必要はありません。

「無になる」のではなく「見送る」

座禅では「無になる」ことを目指すのかと思っていましたがそうではありませんでした。

思いは次々と沸き起こってきますから、それを見送ってください。するとまた次の思いがわいてきますと副住職さんはおっしゃっていました。「無になる」を目的にすると「無になれなかった」で終わります。思いを「見送る」のなら誰にでもできます。

座禅のあとには参加者みんなでお茶をいただく場が設けられていますわからないことはそこで質問することもできます。

申し込みから参加に至るまでハードルはけっして高くありません。やろうかなと思ったらわりと気軽に参加できる会でした。

どんな人が参加していたか

この日の参加者は13名。参加者のほとんどは40代以上であったと思われます。諏訪市内からの出席がもっとも多かったですが近隣の茅野、岡谷からも人が来ていました。遠くは山梨からという人もいました。

座禅会に参加する意義とは?

作法がわかる

禅堂に入る前から出たところまで、すべてひっくるめての「座禅」自宅で座禅を組む際にはいくつかの作法が省略されることでしょう。お寺だからこそ作法も含めてきちんと座れます。

座禅に適した空間がある

うちでは勉強できないがコーヒーショップなら勉強がはかどるというのと同じで、ものごとにはそれを行うのに「適した空間」があります。お寺は座禅に適しています。部屋の広さや天井の高さ、雰囲気など落ち着いて座れる条件が整っています。

座禅に適した音環境がある

地蔵寺は車の走る道沿いに建っていますが、車の音は本堂までほとんど届きません。むしろ寺に覆い被さるような山の音が聞こえてきます。

助け合って座る

ずっと動かないというのは想像以上に辛いです。しかし自分と同じように座っている人が同じ空間にいると思うだけでがんばってみようという気持ちになれます。姿勢は辛かったですが1時間は思っていたより早かったです。

まとめ

  • 諏訪市の地蔵寺では8のつく日に座禅会が開かれる。参加費無料。
  • 申し込みは電話でできる。当日でもよい。
  • 座禅会参加のハードルは思っているほど高くない。
  • いきなり自宅での座禅はむずかしいので、お寺まで出向いて座禅を組むことには意義がある。
  • 思いを「見送る」という考え方は新鮮だった。聞いてわかるだけでなく、すぐに体験できるのがよいところ。

余談ですが、地蔵寺には思わず魅入ってしまうほど素晴らしいお庭があります。お寺の建物と山に囲まれた中庭のような形をしていて、外からは見ることができません。中に入れてもらってご覧になることを強くお勧めします。




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