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DIYで小屋作りするなら知っておきたい「刻み」のコツをまとめてみた

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こんにちは。カトー(@hisayosky)です。

木と土で小屋作りワークショップ」に参加しています。

 

ワークショップの1回目では、木材を切るための線を書く「墨付け」をおこないました。

墨付けのしかたはこちらの記事でわかります。

◆参考記事
>>小屋の作り方を習ってきました。墨付けの様子を紹介します【素人でも簡単】

 

2回目の今回は「刻み」をしました。木を切ったり、穴をあけたりする工程です。

ではいってみましょう。

 

目次

今回の作業の概要

上の画像のように木を切って穴をあける。それだけです。

 

使用する道具

  • 両刃のこぎり
  • のみ
  • かなづち
  • 電動ドリル
  • 差し金

 

作業1:ほぞを切り出す

こちらの「ほぞ」を切り出していきます。

 

両刃のこぎりには縦引きと横引きがあります。

 

のこぎりで切る。

木目に直行して切るときは横、沿って切るときは縦を使います。

縦引きするときでも、はじめは横引きでちょっとだけ切って導線をつけると切りやすいです。

ほぞ

切れたらほぞが穴にきれいに入るように両端をカットします。

芯から45mmずつとって線を引きます。

垂直に引けていれば両面から引いた線がどこかで出会うはず。

ずれていたらなにか間違っているので線を引き直しましょう。

 

線のとおりに切るとこのようになります。

 

<ひと口メモ>

のこぎりを引くときには「墨残し」「墨取り」「てっぺん」の3つのやり方があります。

  • 線を残して切る「墨残し」
    → 
    ややきつく木材をはめ込みたいときの引き方。
  • 線を残さずに切る「墨取り」
    → 
    線の内側を切るので木材は寸法より気持ち小さくなる。
  • 線のとおりに切る「てっぺん」
    → 
    上の写真では墨残しと墨取りの間の残ったところ。

 

基本はてっぺんですが、材料の用途によって「墨残し」にしたり「墨取り」にしたりします。

 

作業2:面をとる

 

ほぞの角を「のみ」を使って落とします。面を取ると、ほぞがほぞ穴にはめ込みやすくなります。

 

 

面とりができるとこうなります。

 

作業3:「込み栓」の穴をあける

込み栓」とは、木材と木材を固定するために打ち込む小さい木の棒のことです。

ほぞとほぞ穴で組んだ木材に打ち込めば二本の木材をがっちり固定できます。

今回使用するのは15mm角の角栓。これだけでも500㎏の荷重に耐えられます(先生談)。

 

☑ポイント「穴の位置はわざとずらす」

穴の場所を決めて墨付けをします。

青い木材と赤い木材で穴の高さが2mmずらしてあります。

なぜ2mm低くしたのでしょうか。

 

【断面図】二本の木材をほぞで組み合わせたところ。

込み栓(茶色)を差し込んだところ。

赤いほうの穴を2mm低くすることで、込み栓を入れたときに柱を上方にひっぱる力が生まれます。

上に引っ張る力を加わると構造的に強くなります。

 

 

というわけで、芯(中心線)をたよりに胴つきの上端から38mmとります。

38mmの点を基準として、上下左右に7.5mmずつとって線を引きます。

裏面も同様に墨付けします。

 

☑ポイント2「のみ立ては直行方向から」

のみ立て」とは、墨付けした線に合わせてのみで軽く切れ込みを入れる作業です。

のみ立てをしておくとドリルで穴をあけたときに、繊維がはがれて穴の入り口に傷がつくのを防げます

 

では、のみ立てを行っていきます。

まずは木目に対して直行方向にのみを入れます。

 

 

つぎに木目に沿ってのみを入れます。

 

つづいてドリルで穴をあけます。

一方向から一気に穴を空けるのではなく、両方向から半分ずつ空けて貫通させます。

これも穴の表面を傷つけない工夫です。

 

 

おおまかに穴があいたら、残った部分にのみを入れて取り除いていきます。

 

角をきれいに仕上げるのは案外たいへんです。

コツは小さいのみを使うこと。大きさの違うのみが2種類あると便利です。

 

 

これで込み栓の穴が完成です。

 

作業4:ほぞ穴をあける

柱の側面にあるほぞ穴を空けていきます。手順は込み栓の穴と同様です。

 

のみ立てをして、

 

 

ドリルで穴をあけます。こちらは穴が大きいのでドリルもでかいのを使います。

穴はまず両端、つぎにその間をあけていきます。

 

ほぞ穴をあけるときは、穴の中心線にものみ立てしました。

中心線にのみ立てすることで、ドリルをあてる位置が定まり穴が枠を外れません。

 

穴があいたら、あとはひたすらのみを打ち込みます。

 

 

これで完成です。

 

ほぞと同じサイズの木材で大きさをたしかめます(柱が重いので実物は試せない)。

 

 

これで2日目の作業は終了ですが、刻みはまだ続きます。

刻みの続きはこちらの記事でどうぞ。

◆あわせて読みたい
>>木製の小屋を自作する方法。刻みから組み上げまで写真付きでお見せします

 

まとめ:刻みのコツをちょっと知っておくだけでDIYできれいに小屋作りができます

こんなコツがありました。

  • 両刃のこぎりは縦引きするときでもはじめにちょっと横引きするときれいに引ける
  • 込み栓の穴はちょっとずらすと強い構造になる
  • のみ立てしておくと、きれいに穴があけられる

 

◆小屋の作り方をもっと知りたい!
>>製材所で木材の話を聞いたら木の家が建てたくなった【国産材◎】

>>DIYで小屋作り。竹木舞から土壁までの工程を写真52枚でお見せします

◆こんな記事が読まれています
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>>PDCAノートやるならまずは実践すべき。目標はあとでよい理由を解説します【実践例あり】

 

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