こんにちは。カトー(@hisayosky)です。
じつはここ1週間、床で寝ています。

床で寝られるわけないじゃない!
体痛くて寝るどころじゃないわよ!
ぼくも以前はそう思っていました。でも、いまはものすごく眠れています。
なぜ眠れるようになったのか。それは、
「床で眠れないのは床が硬いからではなく自分の体が硬いから」
と気づいたからです。
つまり、寝る直前に体をしっかり緩めておけば床でも平気で眠れるということです。
床で寝るようになって確実に体の調子はよくなっています。
追跡調査は必要ですが、現時点では布団に戻る理由はありません。
今回は、「床で寝る方法とコツ」について解説します。
経験をもとに書くので科学的な根拠は乏しいです。経験談として読んでいただけると幸いです。
ではいってみましょう。
※4ヶ月経ってどうなったか追記しました(2018年10月15日)。
※1年経ってどうなったか追記しました(2019年7月28日)。
どうして床で寝ようと思ったか
きっかけは3つありました。
- ミニマリストしぶさんの記事を読んだ
- ストレッチポールでストレッチをした
- 布団でゆっくり寝られてなかった
ミニマリストしぶさんの記事を読んだ
敷き布団も冷蔵庫もない!月6万円で生活する「ミニマリスト」に一日密着した話で、ミニマリストしぶさん(@SIBU__)が床で寝ていることを知りました。
というか本当に床で寝ている人がいることを知りました。
中でも衝撃だったのは「実は『高級マットレスとコンクリートで寝た時の、睡眠の質は同じ』っていう研究データがあるんですよ」という発言。
「そんなわけないでしょ」と思いました。
なぜならぼく自身、床でうたた寝すると体がバキバキになり頭皮はぱつぱつに張ってひどいことになっていたからです。
いくら有名ブロガーのいうことでも実践する気にはなりませんでした。
ストレッチポールでストレッチをした
その考えを180度変えたのがストレッチポールでした。
ストレッチポールはもともとうちにあって、暇なときにストレッチをしたり座禅に使ったりしていました。


出典:ストレッチポール®の効果とほとんどの方に効果が得られる使い方|ストレッチポール公式ブログ
こんな感じで寝ながら背中を緩めます。
うまく緩んだときは、ストレッチ直後に床に寝てもまったく痛くありません。
「体が床にめり込んだか!?」と思うくらい体が床にべったりとつきます。
この状態でそのまま寝てしまうことが度々あったので、「体が緩んでいれば床でも寝られるのでは」と思うようになりました。
布団でゆっくり寝られてなかった
以前は布団で寝ていましたが、朝起きると体がバキバキでした。
とくにひどかったのは首と顎。
起きると首から頭皮にかけてパツパツに張っていました。
顎は寝ているときに強く噛み締めていたようで、起きた直後は顎関節が軋んでいました。
こんなに布団で寝られないなら試しに床で寝てみるかと考えて「床で寝る」を実行しました。
固い床で寝てみた結果
布団で寝ていた時の問題は、すべて解消しました。
- 起きたときに体がバキバキになっていない
- 腰の痛みがない
- 首から頭皮にかけてのパツパツ感がなくなった
- 顎関節のきしみがまったくなくなった
あえていうなら、頭皮のパツパツは少し残ることがあります。でも布団のときよりぜんぜんいいです。
寝ていてわかりますが、うまく寝れると体の脱力がすごいです。
ポイントは「体圧の分散」
言いかえると「床にどれだけ体がつくか」ということです。
体と床の接地面積が大きければ、それだけ圧力が分散します。
ぼくの場合、体が十分に緩んでいないときは後頭部と腰部を強く床に押し付けています。
反対に後頸部、背部、下肢は床から浮き上がっています。
このような姿勢だと腰の骨が床に当たって痛みが出ます。
逆に後頸部と背部と下肢が床につくほど体が緩んでいれば、痛いところなく寝られます。
固い床で寝る方法
問題はどこをどうやって緩めるかです。
ぼくの経験では、
- 背部から腰部
- 股関節
が緩めば床で寝やすい体ができると考えています。
緩める方法はストレッチポールです。
こちらの動画の1分37秒から4分20秒の運動を適当にやっています。
時間は5分くらい。長くても10分以上にはなりません。
やり方は割といい加減です。
ポイントは緩めたらそのまま寝てしまうことです。
電気も寝たままで消せるのが理想的です。
▲寝ていても電気が消せるヒモ
うちではヒモを長くしてあります(床で寝る前からですが)。
ストレッチポールをやる前に一度床で寝てみて、どこが押し付けられているか確認しておきましょう。
うまく緩められていればストレッチ後、床に押し付けているところの圧力が減っているはずです。
あと完全に個人の意見ですが、寝たときに手の平と足の裏に意識を向けていると体がリラックスしやすい気がします。
押し付けているところに意識を向けるとダメですね。
「床で寝る」はできない人もいる?
体が床につくくらい緩められない人には「床で寝る」は向かないと思います。
お年寄りのようにある程度姿勢が固まってしまっている方には厳しいんじゃないかと。
逆に子どもは緩めなくても平気で床で寝られますよね。
誰にでもおすすめできるわけではありませんが、うまくできれば「床で寝る」は本当にいいですよ。
このまま続けてまた報告します。
【追記】「床で寝る」を始めて4ヶ月経ったリアル
床で寝るを始めて4ヶ月経ちました(2018年10月15日)。
現在は床で寝たり、寝なかったりです。
「なんだ、床で寝てないのか!」と怒られそうですが、布団があったほうがいい場合もあるんです。
気づいたことを書いてみます。
枕は必要
床で寝るにしても枕だけは必要かと。
ぼくの場合は起きた時に頭皮がパツパツになってしまいダメでした(最初はよかったんですけどね)。
猫背の人はとくに仰向けで顎が上がってしまいやすいです。
床で寝るにしても枕は合うものを選ぶのが吉です。
床で「うつ伏せ寝」は無理だった
たまにうつ伏せ寝がしたくなるのですが、さすがにダメでした。
頬骨が床に当たる痛みもさることならが、かなり首を回さないと床にフィットしないんですよね。
やってみるとわかりますが辛い体勢になります。
うつ伏せ寝をした場合、朝になると仰向けに寝ていることが多いです。寝ている間に寝返りを打つんですね。
床で寝ると寝返りは打ちづらくなります。大腿骨の付け根が床に当たって邪魔をします。
この点でもうつ伏せ寝には向いてないですね。
寝具の準備、片付けがラク
布団やベッドを使うと「寝る」のは準備が大掛かりですが、床で寝るととてもシンプルな作業になります。
布団がなければ布団の上げ下ろしがありません。これが想像以上にラクです。
寝るときは、掛け布団と枕を出すだけなので10秒で準備できます。
片付けるときも重い布団をたたんで持ち上げる必要がありません。
寒くなってくるとツライ
秋も深まってくると、さすがに床に寝るのは寒いです。
しかし毛布を敷いておけば大丈夫です。うちは寒冷地ですが大丈夫でした。
「毛布は布団じゃないのか!」というご意見もあるでしょうが、床の硬さを適度に保ちつつ保温効果もあります。
布団よりはるかに軽いので上げ下ろしもラクです。
「床で寝る」ではなく「快適に寝る」のが目的なので、快適ならそれでいいと思っています。
冬場は布団があったほうがいいならそれもよしです。
ただ床の手軽さに慣れてしまうと、寒くても布団まではいらないんじゃないかと思ってしまいますね(-_-;)
【追記】「床で寝る」を始めて1年が経ったリアル(2018年7月28日)
冬の間は布団を使っていました。
ここは寒冷地。毛布だけでもいけるかと思いましたがダメでした。
暖かくなってきたところで「床で寝る」を再開しました。
現在は敷きバッドを床に敷いています。
床に寝るを推奨しておいてなんですが、なにも敷かずに寝るのは本当におすすめしません。
昼寝のときはめんどくさいのでじかに床で寝ますが、骨が床に当たって寝にくいです。
とくに頭と腰がつらい。
クッション性はなくてもいいですが「やわらかい感触」はあったほうがいい、というのがいまのところの結論です。
昼寝のときはネックハンモックを使っています。
ネックハンモックを使うと頭がものすごく安定します。
そのせいか腰背部の床への押し付けが減少し、床の上でもラクに寝られます。
それなら夜寝るときも使えばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、ネックハンモックには弱点があります。
- ひっかける場所が限られる
→ うちではイスの背もたれを利用 - どうも長時間の使用には向かない
→ 夜寝るときに使っても朝起きたら外れている
なのでもっぱら昼寝での使用となっています。
ハンモックなんてゆらゆらしそうですが、意外なことに枕では実現できないくらい頭が安定します。
だからこそ長時間の使用には向かないのかもしれません。昼寝にはおすすめです。
まとめ:「床で寝る」コツは寝る直前に体を緩めておくこと。枕だけはあったほうがいい
- 「床で寝る」はうまく寝られればかなり快適
- コツは体を緩めて、床との接地面積が大きくすること
- 背中から腰にかけてと股関節を緩める
- うつ伏せ寝には向いていない
- 布団の上げ下ろしがないラクさがすごい
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