
Web マーケターになりたいけれど、どうやってなるんだろう?
未経験でもなれるのかな。。。
という疑問にお答えします。
結論から言いますと、Webマーケターは未経験でもなれます。
ぼくは現在Webマーケターですが、前職は医療職です。40代で未経験から転職に成功しました。
とはいえ、けっして簡単ではありません。闇雲に転職活動をしていたらまずムリ。
そこで、この記事では未経験からWeb マーケターになる方法を解説します。
- 未経験でもWebマーケターになれる理由
- 未経験で転職するために絶対やっておくべきこと
「Webマーケターになりたいけれど、もう遅いかもしれない」とあきらめる前にぜひ読んでください。
ではいってみましょう。
Web マーケターは今なら未経験でもなれます
未経験でもWebマーケターになれるのは「人材不足」だから。
ためしにリクナビNEXTにて「Webマーケティング」で検索すると657件出てきました。
出典:リクナビNEXT
検索していただくとわかりますが、「未経験入社が9割」「未経験者歓迎」といった文言が目立ちます。
ここからわかるのは「未経験だからといって門前払いにできる状況ではない」ということ。
ある程度のスキルがあるなら、実務未経験でも採用したいという企業の思惑が感じられます。
インターネットがインフラ化し、商品やサービスを最初に知る場所がWEBというケースがかなり増えてきました。
つまりWebなしでマーケティングは考えられないのが現状です。
だからこそ「この人、できそうだな」と思ってもらえれば、実務未経験でも転職のチャンスがあります。
未経験からWebマーケターに転職するために絶対やるべきこと
ズバリ「実績づくり」です。
未経験からWebマーケターになるには、自分の能力を相手に知ってもらわなければなりません。
採用時の基準として実務経験は見ないと言っている以上、「何ができるか」はかなり重要になります。
ただしそれがすべてではありません。これについては、おまけの話として後で説明します。
実績を作る3つの方法
とはいえ「実績なんてないよ」という方もいると思いますので、実績の作り方を解説しましょう。
■ブログやSNSを自分で運用する
ブログやTwitterを自分で運営して一定の数字が出せれば、それが実績になります。
- ブログが月間◯◯万PV
- アフィリエイトの月間最高売り上げが◯◯万円
- Twitterのフォロワーが半年で◯◯◯◯人増加
これをどうやって実現したかを説明できれば、「Webマーケティングのリテラシーがある人だな」と思ってもらえます。
中でもブログは必須です。
- 記事コンテンツの作成
- CMSの知識・操作スキル
- アナリティクス などによる分析
といったWebマーケティングで使うスキルがまとまっているからです。
ぼくが転職した時に「Webマーケティングのリテラシーあり」と判断された決め手はブログでしたし、現場に入ってからもブログでやってきたことにかなり助けられています。
ブログをやってなかったらそもそも転職の話さえなかったはずなので、これは本当にやっておくことをお勧めします。
参考までに、ぼくが転職した時の実績を公開します。
- ブログ:月間最高80,000PV
- Twitter:フォロワー2600人
- Twitter運用案件:半年で1400から2100フォロワー
ブログは50万PVくらいでやっと実績になると思っていたので、「この程度でいいのか。。。」が正直な感想でした。
意外とハードルは高くないのです。
「友人に頼まれて代わりにアカウントを運用していた」という言い方をすると少しクライアントワークに近い印象を与えられます。
事実とは違いますができることは本当なので、状況を見ながらこのくらいは盛るのはありかなと。
ぼくが面接を受けたときもそのように説明しましたが、特に突っ込まれることはありませんでした。
■クライアントワークで実績を作る
クライアントワークはある程度スキルがある人向けの方法です。
基本的に先述した個人アカウントの運用でも十分なのですが、クライアントワークの実績を持っている人は本当に少ないので、ここで実績が作れると強い。
トライする価値は大ありです。
案件はクラウドソーシングのサイトで探しましょう。
ランサーズで探すと以下のような感じで案件が表示されます。
出典:ランサーズ
SEOコンサルのようにむずかしそうなものがほとんどですが、中には「インスタ運用代行」や「アナリティクス で分析してほしい」といったハードル低めのものもあります。
できそうなものがあったら、迷わず提案してみましょう。
デザインやWeb制作に比べると競争率も低いので、数打てば割と当たります。
■資格を取る
資格も能力を客観的に見せる手段として有効です。
Webマーケティングに関する資格にはいくつかありますが、現場でよく目にするものを3つ挙げます。
-
- ウェブ解析士
→Webマーケティングの実務に役立つ専門知識と実践的スキルを習得する。上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターといった上位の資格もある。 - Google広告認定資格
→Google広告に関する専門知識を認定するもの。取得すればクライアントや見込み顧客にGoogle広告のスペシャリストであることをアピールできる。学習プログラムは無料で使える。
- ウェブ解析士
とはいえ、資格は実績とセットでないと信頼性が今ひとつです。
自分で運用した実績があってこそ効力を発揮するものと考えてください。
実績は作れるものから作る
Webマーケターの業務範囲は広いので、すべてをカバーするように実績を作ろうとするのは無理です。
ブログでもSNSでも広告でもいいので、できるところで作りましょう。
どれかで実績を作れば他の分野でもスキルの応用が効くので、学習もしやすくなります。
そもそも採用する会社の側でも、最初から全部できる人が来るとは思っていません。
すべてが要求通りにできるのも大切ですが、それより職場にフィットするかどうかがかなり重要だったりします。
「足りないところは人柄でカバー」というと逃げているみたいですが、実際軽視できない要素なのです。
ぼくは広告やメールマガジンはまったく知りませんでしたし、アナリティクス も怪しいものでした。
それでも採用してもらえるので、心配しなくて大丈夫です。
Webマーケターは業界を選ばず活躍できる
最後に、Webマーケターを目指そうか悩んでいる人に書きます。
ぼくはWebマーケターになってよかったと思っています。
Webマーケターが業界を選ばず活躍できる仕事だからです。
今やWebを使って集客しないのはありえない状況です。
Webマーケティングはどこの会社でも必須の分野になりつつあります。
どんな業界でも、どんな規模の会社でも、できるならちゃんとWebマーケティングを展開したいと考えているでしょう。
でもできる人がいないから、ホームページを作って適当に済ませてしまっているところは多いと思います。
そんな状況なので、普通より1つか2つ詳しい人が来るだけでも会社としては助かるんですよね。
Webマーケターはたぶんあなたが思っているよりはずっと参入ハードルが低いです。
この記事を読んで「挑戦してみようかな」と思ってもらえたなら幸いです。

