- 求人サイトやエージェントを使わずに求人募集をしたい。
- なるべく低コストで採用したい。
- でもどんなことを書けば、応募してくれるだろう?
そんな人のために求人募集記事の書き方を解説します。
じつは先日弊社が求人募集を行ったところ、複数の方が応募してくれました。
以下がそのとき使った記事です。
こちらの記事をもとに、求人募集記事を書くときのポイントを解説します。
求人募集に記事は必要か
「そもそも記事なんて書く必要ある?」と思うかもですが、断言します。記事は必要です。
Twitterで求人募集しているのも見かけますが、あれは「誰がツイートしたか」が重要。
仕事内容うんぬんより「この人と働きたい!」というファンが来る場合には有効なやり方です。インフルエンサーでないと効果はありません。
ふつう仕事を探すとき、はじめから誰と働けるかは気にしませんよね。それより求人の内容を見るはず。
求人内容をしっかり伝えるにはTwitterの140文字は短すぎる。だから記事が必要なのです。
求人募集記事に入れるべき3つの要素
入れるべきは、「求人に対する思い」「募集要項」「求人募集を書いた人」です。順番に見ていきましょう。
求人に対する思い
「どうして人を採用したいのか」という採用側の思いを書きます。
弊社は駆け出しWebマーケターに絞って採用をしていたので、駆け出しに絞った理由を3つ書きました。
- Webマーケターになりたい人にチャンスを提供するため
- インハウスのWebマーケターになりたい人にとって弊社はちょうどいいため
- 弊社のWebマーケティングがスタートアップであるため
それぞれについて詳しく説明すると、弊社にも応募する人にもメリットがあるのがわかるようになっています。
「応募するメリット」という形でストレートに書いてもよかったですが、「思い」として書く方が弊社の状況と合わせて熱く語りやすかったのでこういう形を取りました。
どんな人に来てほしいのかをポジティブに書くことで、求人を自分ごととして見てもらえるようになります。
重要なパートなので熱を込めて書きましょう。
募集要項
応募するかどうかを考えるときに、条件は考えない人はいません。
「残業なしがいい」「給料は〇〇万円以上」「リモート勤務があるところ」など希望する条件は必ずあります。
募集要項はそこに引っ掛けるためのフックだと思ってください。
詳しいほど見る人の心に引っかかりやすいし、対象外の人を除外しやすい。だから可能な限り詳しく書きましょう。
項目としては以下のようなものになります。
- 雇用形態:正社員、契約社員など
- 勤務開始:「ご希望あれば応相談」としておくとソフト
- 勤務時間:時間のほかに残業の有無などもあると親切
- 給 与 :月額で書くとイメージしやすい
- 勤務体制:出社、リモートなど
- 休 み :特別休暇などもわかれば書く
- 勤務先 :社名。出せなければ、業種など出せる情報を出す
- 勤務地 :場所は重要
- 社 保 :有無を書く
- 交通費 :支給されるのか、上限はあるかなど
弊社の場合、会社名は出せませんでしたが、代わりに「社名は応募時にお伝えします。大手グループ企業の子会社です」と書きました。
この1文があるだけでも見る人の安心感は違います。
よくある間違いは「募集要項だけ書いてしまうこと」です。
応募する人にとって、条件は最低限の足切りラインを見るためのものに過ぎません。
応募するには条件以上に「ここは自分に合うかも」と思える理由が必要です。
そのために募集要項の前後で「思い」と「人」について書いています。
求人募集記事を書いた人
最後に「記事を書いた人」を出すことで、親近感が出るだけでなく、応募へのハードルを下げることができます。
ぼくは以下のように書きました。
じつはぼく自身、未経験から企業のインハウスマーケターになりました。
Webマーケティングがなんなのかよくわからず、情報集めのつもりで連絡したところそのまま採用になり現在に至ります。
それでもなんとか現在までやってこられていますので、未経験からでもぜんぜん気にせず応募していただければと思います。
これからテキストのやりとりをしたり面接で会うかもしれない人ですから、どんな人かわかっているだけで安心感があるでしょう。
もう一つやっておいた方がいいこと
求人には名前をつけておくといいです。
弊社は「駆け出しWebマーケター採用プロジェクト」としました。
名前をつけると何がやりたいかすぐわかりますし、採用に力を入れていることも伝わります。
「経理スタッフ募集」と書かれるより見る方もウキウキ感がありますよね。
応募する際にも「駆け出しWebマーケター採用プロジェクトの記事を見ました」とメッセージが送りやすくなります。
期待感は応募するときの動機になるので、求人募集には名前をつけておきましょう。
記事の流れ
記事に入れる順番は以下の通り。
- 求人に対する思い
- 募集要項
- 求人募集記事を書いた人
どんな募集なのか知ってもらってから、条件を見てもらい、最後にハードルを下げて応募を促すという流れになっています。
基本はこれでいいと思いますが、場合によっては「思い」と「募集要項」は逆でもいいかもしれません。
まとめ
以上、求人募集記事の書き方を解説しました。
募集要項は会社から出てくるものを転記するだけなので、頭を使うのは「思い」と「人」についてのパートだけです。
ご紹介した方法なら、それほど時間をかけることなく強くアピールできる記事が書けます。
求人を自前でやる際にはぜひ試してみてください。
弊社で使った記事を再度貼り付けておきます。ご参考にどうぞ。