こんにちは、カトーです。
「自分の描いたイラストが本当に売れるのだろうか…?」
そんな不安を抱えながら、2025年2月からストックイラストの投稿を始めました。
僕はここ数年、マーケティング関係の仕事に従事しています。
絵は好きですが、「仕事にはならないでしょ」と諦めた人間です。
でもやっぱり諦めきれない、ということで始めたのがストックイラストです。
この5月ではや3ヶ月。
気づけば投稿枚数は100枚を超え、少しずつダウンロードも増えてきました。
本記事では、これまでに投稿した枚数・売上・工夫してきたことなど、ストックイラスト初心者のリアルな体験をまとめています。
これから始める方のヒントになれば幸いです。
ストックイラストの実績:たったの20ドル?されど20ドル
まずは数字からご紹介します。
- 投稿イラスト数:104枚
- ダウンロード数:Adobe Stock 31件、PIXTA 3件、Shutterstock 2件
- 総報酬:約20ドル
一見すると「3ヶ月も頑張ってこれだけ?」と思うかもしれません。
でも僕にとっては、「誰かが自分の絵をダウンロードしてくれた」という事実だけで感動ものでした。
最初の方は、通知が来るたびにスマホを二度見してしまうくらい、ダウンロードされたことが信じられませんでした。
最近では月に20件ほどダウンロードされ、10ドルほどの収益が入るペースになっています。
ゼロイチは達成できたと言っていいでしょう。
不安だったけど、がんばってよかった!
イラストAC、Adobe Stock、どのサイトに投稿するべき?
最初に悩んだのが、どのプラットフォームに投稿するか。
あれこれ調べた結果、以下の3つに絞りました。
- PIXTA(国内向け)
- Adobe Stock(海外+国内)
- Shutterstock(海外中心)
理由は、どれもある程度タグが共通で使えることと、国内外のユーザーに届きやすいこと。
これ以上増やすと投稿作業が面倒になりそうだったので、思い切って3つに限定しました。
ちなみに「イラストAC」はあえて使っていません。
理由は、ダウンロードされやすい一方で著作権を譲渡しないといけないから。
イラストを描いたら複数のプラットフォームに出したかったので、他のサイトとの併用ができなくなるのは痛すぎます。
とても許容できないので、イラストACはあきらめました。
イラストの描き方の工夫:「2日で3枚」のペース配分
最初は「1日3枚描いて1ヶ月で100枚いける!」と意気込んでいたのですが……すぐに息切れ。
試行錯誤の末、今は「2日で3枚方式」に落ち着きました。
- 1日目: 新作1枚を描いて投稿
- 2日目: そのバリエーション(色違いなど)を2枚追加
この方法なら無理なくペースを保てるし、枚数も自然に増えていきます。
自分に合った継続のペースを見つけることが、なにより大事だと実感しています。
ストックイラスト初心者のジャンル戦略:「台所用品」で固め打ち
投稿するジャンルも迷いましたが、最初は台所用品に集中しました。
- ケトル
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- フライパン など
描きやすく、身近で需要もあると判断。
似たジャンルを連続して投稿することで、検索に引っかかりやすくなる“面”を作ることができました。
ストックイラストはまず「見つけてもらう」ことが最初のハードル。
だからこそ、「ジャンルを絞って常連になる戦略」は効果的だと感じています。
ストックイラストのタグ作業の効率化【AIを活用】
ストックイラストで意外と面倒なのがタグ付け作業。
毎回考えて打ち込むのはかなりの手間でした。
そこで、ChatGPTのカスタムGPT「ストックタグメーカー」を作りました。
画像をドロップするだけで、各プラットフォーム用に最適なタイトルとタグを自動で提案してくれる仕組みを自作しました。
これでタグ作業のストレスはほぼゼロに。
AIの力を借りることで、創作に集中できるようになりました。
ストックイラストを続けてわかった3つのこと
1. やってみると意外と売れる
始める前は「自分の絵なんて誰も買わないだろう」と思っていました。
でも実際にやってみたら売れました。
「案ずるより産むが易し」です。
もちろん、何も考えずに描いても売れません。
自分の画風と市場ニーズが噛み合うジャンルを選んで戦略的に生産するのがコツです。
2. 「100枚描く」ことの意味
「まずは100枚描いてみよう」とよく言われますが、本当にその通りでした。
- 自分の描き方のパターンが見えてくる
- 売れ筋や傾向が少しずつわかる
- 「やめずに続ける」ことでようやく感覚が掴めてくる
最初は果てしないように見えても、描いていれば自然と100に届きます。
3. 振り返りがモチベ維持の鍵
毎月のダウンロード数や収益を表にして振り返ってみると、明らかに数字が伸びていました。
感覚的には「ぜんぜん伸びてないな」と思っていたのに、グラフで見るとちゃんと右肩上がり。
記録しなければ気づかなかったでしょう。
モチベーションの維持という意味でも振り返りは本当に大事です。
まとめ:ストックイラストは、絵が好きならやってみて損なし
ストックイラストは、楽して稼げる世界ではありません。
どちらかといえば効率が悪い方だと思います。
だからこそ、絵を描くのが好きで、コツコツ継続できる人にはチャンスがあると感じました。
めんどくさいことをやりたがる人はいません。
でも絵が好きなら、関係ありませんよね。
絵でお金がもらえるのもうれしいですが、ただの練習ではなく、きちんと報酬の発生する仕事として絵に取り組めるのも魅力です。
これから始めようと思っている方に、少しでも参考になればうれしいです。