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無料でも人から頼まれた仕事をしたほうがよい理由を力説します

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こんにちは。春らしくなってきたにもかかわらず足は冷たいカトー(@hisayosky )です。

 

今日は最近思ったことについて書きます。ずばり

無料でも仕事はどんどん受けるべき

です。

 

けん子
あたしはやーよ。

仕事したのに報酬がないなんてばかみたいじゃない。

 

 

これは報酬どころかまだ仕事が発生する見込みすらない人限定の話です。

つまり現在のぼくのことですね(報酬のある仕事はまだちょっとです)。

 

すでに報酬が発生する仕事がふつうにできている人はきちんと条件面を話し合って仕事を選べばよいです。

できるのであればそうしたほうがいい。

 

しかし仕事がないといいますかどんな仕事が来るのかも想像がつかない人にとっては正直、報酬は二の次です。

とにかく人から依頼された仕事をすること

これがとても重要だと思っています。

 

今日は無料でも頼まれた仕事を受けたほうがいい理由について書いていきます。

ではいってみましょう。

 

目次

「イラスト大喜利」にみる無料仕事の威力

まず「イラスト大喜利」ってなに?という人のために解説します。

イラスト大喜利とは?

お題として与えられた2つないしは3つの単語が含まれるようにイラストを描くこと。

カトーのツイッターフォロワーが100人を超えたのを記念して行われた企画。

だから知らなくても無理はない。

 

ようするにツイッター上で「お題をくれたらイラスト描きます」と言ったわけです。

あまり仕事という意識はありませんでしたが、人からの依頼を受けてすることなので仕事といっていいでしょう。

 

このイラスト大喜利をやってみて気づいたことがありました。

①絵を描く気になった

ぼくは絵が好きですが、好きな割に描くのはめんどくさいと思うタイプです。描きはじめたら没頭しますが、描きはじめるまでは腰が重いのです。

そんなぼくでも「これ描いてください」と言われたら「よーし」という気持ちになります。頼まれたってことが自分を動かす力になっていましたね。

 

②自分が思ってたのと違う絵になった

イラスト大喜利をやる前は自分のブログのアイキャッチ画像を主に描いていました。

こんなかんじです。

 

それがイラスト大喜利ではこんなかたちになりました。

そしてまさかの大好評。

https://twitter.com/ryo3xyz/status/966680519680258049

 

こんな企画やっておいてなんですが、じつはかなりビビっていました。

酷評とは言わないまでも

けん子
じょうずですね。あはは

 

みたいな反応は避けられないだろうと思っていたからです。

要するに自分の絵に自信がなかったわけです。「まあ自分の描く絵はこんなもんだろう」という先入観があったんですね。

 

それが自分でも驚くほどにぶっ壊されました。

なんでこんな絵になったのか自分でもよくわかりませんが、依頼してもらえなかったらこうはならなかったでしょう。

 

③依頼に合わせて画風が変わっていった

企画終了後もほそぼそとイラスト大喜利は続けていました。しかし出題者が自分なのでいまひとつ盛り上がりません。

そんなある日、さめはだ舞子さん( )とのツイッター上の何気ないやりとりからお題が無茶ぶりされました。

 

で、無茶ぶりに応えて描いたのがこれ。

 

ずっと薄い色合いだったのがしっかりとした色がつくようになりました。

じつはそれまでは濃い色を使える自信がありませんでした。非常に消極的な選択の結果として「薄い色」になっていました。

景色が描かれたのも初めてでした。正直、景色はうまく描ける気がしません(いまでも)。

景色の部分はソフトでパッと塗りつぶすのではなく自分の手で線を重ねて塗っています。そのほうがよいと思ったからです。塗り方は描いているときに思いつきました。

 

このように(無茶ぶりの)依頼によってできることが偶発的に広がったわけです。

 

依頼された仕事ほど自分の力を伸ばしてくれるものはない。たとえ無料であっても

ではなぜ依頼された仕事は自分の力を伸ばしてくれるのでしょうか。

理由その1:期待に応えようとする

単純に人から頼まれるのはうれしいものです。自分の力になんらかの価値を見出してくれているならなおさらです。

そういう依頼には全力で応えたくなります。依頼されることで全力が出せるわけです。

全力は出そうと思って出せるわけではないのです

 

理由その2:無茶に応えようとする

さきほどのさめはださんの無茶ぶりもそうですが、「ええ~っ!!」と思う依頼は少なくありません。

イラスト大喜利ではこんなお題がありました。

  • 「サメ」「インスタ映え」
  • 「ポニーテール」「マスカラ」
  • 「占い」「飛行機」
  • 「パソコン」「トカゲ」「筋トレ」
  • 「はみがき」「スマホ」

 

正直、頭を抱えたものもいくつかありますが、ここでよかったのは「とても困らせてもらえたこと」です


ちょっと話が脇にそれます。

森田雄三という人がいます。

この人は演出家で、ぼくが勝手に師匠だと思っている人です。

言語聴覚士をやっているときも「師匠は森田さんです」と公言してきました。言語聴覚士とは関係ないにもかかわらずです。

べつに師弟関係があるわけではありません。ぼくが勝手に師匠と思っているだけです。

 

森田さんは「たった4日間の稽古でまったくの素人をお金のとれるお芝居の舞台に上げる」というワークショップをやっていました(現在はやっているかどうかわかりません)。ぼくはワークショップの参加者でした。

4日間で素人にプロの俳優のようなことをさせるにはいろいろとタネや仕掛けがありました。

その一つが「困る」ということでした。

以下、森田さんのワークショップの様子をまとめた本から引用します。

四日でプロのコツが掴める。森田さんは、玉手箱を開けるように秘策を説明しました。

「準備をしない」

「困りなさい」

「秘策」の要は、準備をせずに稽古にのぞむこと。そうすれば、立ち往生してしまいます。当然ですよね。

森田さんは、この「困った状態」に陥ったときにこそ、人は「思いもしなかった力」を発揮するものだといいます。必ず解決策を見つけだそうと意識を集中するもので、そのときに「湧いて出る瞬発力を信じようよ」と。

出典:イッセー尾形の人生コーチング


 

イラスト大喜利でも同じでした。困ったことで「思いもしなかった力」が発揮されたのだと思います。

人は自分に甘いので自分で自分を困らせるのはむずかしいものです。ここは人に頼るのが得策ですね。容赦ありませんから。

 

理由その3:仕事に対して反応がもらえる

自分で勝手にやる仕事では他者からの反応がありません。あっても非常に薄いものです。

依頼主がいれば最低でもその人からは反応があるでしょうし、ものすごく感動してもらえたら依頼主の周辺からも反応が来るでしょう。

あいさつでもブログでもそうですが反応があるからがんばれるという面はあります。ぼくは承認欲求が高いのでとくにそうです。

反応は次の仕事へのモチベーションとなります。この点において依頼された仕事にはものすごく力があるといえます。

 

無料の仕事でも手を抜いてはいけない理由

無料の仕事だからといって手を抜いてはいけません。

無料なだけに求められる水準は低いかもしれません。だからと言って手を抜くと将来くるであろう有料の仕事につながりません。

見せているのはあくまで自分の仕事だから

自分の仕事を人に見せている以上、おかしなものを出せば当然自分に跳ね返ってきます。というかなにも返って来なくなります。

無料であっても「自分の仕事」を発表していることは意識すべきです。

 

そもそも仕事をくれる人が貴重だから

一歩会社を出れば自分に仕事を依頼してくれる人なんてふつうはいません。無料であっても仕事を依頼されるというだけでかなり貴重です。

じつをいいますと、イラスト大喜利を企画したとき応募者ゼロを想定していました。最終的には5人の方から応募がありましたが、正直よく5人も来たなと思っていました。

どこかで募集してみればわかります。無料であっても人からものを依頼されるのはたいへんなことです

有料の仕事がとれないうちは無料であっても依頼そのものを大切にしたほうがいいです。

 

自分の強みや魅力を見つけてもらえる機会だから

イラスト大喜利ではたいへん多くの反響がいただけました。

なかでも多かったのが「かわいい」「色がいい」というものでした。

https://twitter.com/rinopeace/status/967379223189979138

https://twitter.com/rikiref/status/966815295523311617

 

自分ではまったく意識していなかったことでした。とくに色に関しては苦手意識が強かったのでこんなに褒められるとは思っていませんでした(薄い配色はじつは苦手意識の表れです)。

最近ではようやく「色」「かわいい」が自分のイラストの強みなのかなと思えるようになってきました。これは自分では気づけなかったと思います。

 

自分の強みは案外自分ではわからないものです。無料で依頼される仕事は強みを見つけてもらえる絶好の機会です。

 

ただしいずれは自分の価値を見極めなければならない

ここまで無料で仕事を受ける意義について力説してきましたが、ずっと無料でいいとは思っていません

いまは仕事そのものがないので依頼さえあれば全力を傾けられますが、そのうち無料では全力を傾けられなくなってくるでしょう。

だから無料の仕事をしながら自分の仕事の価値を徐々に見極めていけばいいと思っています。

自分の仕事の価値が見極められたら適正と思う報酬を堂々と提示してクライアントの価値観を育てていきます

それまでは無料の仕事でもなんでもやりますぜ。

 

まとめ:無料の仕事は自分の強みを引き出して伸ばしてくれるからどんどん受けよう

  • 依頼されたからこそ発揮できる力があるよ
  • 自分の強みは自分ではわからないものだよ。見つけてもらうのが吉だよ。
  • 仕事をもらうってことは「困らせてもらう」ってことだよ
  • いつまでもタダでいいとは思うなよ

 

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