【感想】フリーランスになるにあたって映画「ドリーム」を見ておいてよかった

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まさかの退職をきっかけに「自分の人生の舵は自分でにぎらなくてどうする」と気づき「かじとりズム」はじめました。稼ぐチカラをつけて、人生をコントロールしよう。

じつは映画が好きなカトー(@hisayosky)です。

ほぼ毎月地元の映画館「岡谷スカラ座」に出かけています。

>>>【参考】諏訪地域唯一のシネマコンプレックス 岡谷スカラ座のホームページ

 

今月は映画「ドリーム」を見てきました。今年映画館で見た10本目の映画です。

ほら。

 

今年はあと1本「スターウォーズ 最後のジェダイ」を見ることにしています。

 

が、断言します。「スターウォーズ」は「ドリーム」を越えられません。

まだ11月ですけれど今年最高の1本は「ドリーム」! と言ってしまっていいほど心揺さぶられる映画でした。

 

今日は映画「ドリーム」の感想を熱く語ります!

 

*この記事の画像は映画「ドリーム」のポスターを加工して使用しております。

 

「ドリーム」はどんな物語?

実話に基づいたお話です。

舞台は1960年代のアメリカ。ソ連との宇宙開発競争にしのぎを削るアメリカのNASAで「計算手」として働いている黒人女性キャサリンが主人公。高度な宇宙船の軌道計算を数学の天才たちが手計算でやっていた時代です。

 

「ドリーム」はひとことで言えば「壁を越える物語」です。

1960年代のアメリカには「越えられない壁」がいくつもありました。

女性には男性が、黒人には白人が、アメリカにはソ連が、そして人類には宇宙が越えがたい壁として存在していました。弱者はもちろんどんな強者にも壁があったという構造がおもしろい(大統領もふくめて)。

 

みんながみんな壁の前で絶望しうちひしがれてそれでもまた向き合って希望を見いだしていく。

そんな話、心震えないわけがない。

なぜなら「越えがたい壁」は誰の目の前にもあるから。自分に重ねて見ないわけにはいきません。

 

自分への学びになる名場面の数々

50年も前の話なのにいまと状況がとても似ている。だから学びになる名場面がたくさんある。これも「ドリーム」の特徴です。

その中からとくに、これからの働き方に示唆を与えてくれて印象深かったものを紹介していきます。

1回とおしで見ただけですので、セリフはぜんぶうろおぼえです。完全に記憶にたよって再現していますので映画のとおりではありません。むしろちょっと盛ってる可能性があります。こんな雰囲気なのねというつもりでお読みくださいませm(_ _)m

 

「最初にたどり着いた者がルールを作ることができる」

キャサリンの上司役のケビン・コスナーが言った言葉。

 

ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を成功させ、ソ連が宇宙開発でアメリカを一歩リードした状況。アメリカは追いつめられていました。

有人宇宙飛行が成功したくらいでそんなに焦らなくていいんじゃないのと思ってしまいますが、そうじゃないんですね。

なぜなら「最初にたどり着いた者がルールを作ることができるから」。

最初にたどり着くことの重要さがこんなによくわかる言葉って聞いたことがない。

 

「でもボタンを押すのは人間よ」

より早く計算をおこなうためにNASAはIBMのコンピューターを導入します。

コンピューターといってもパソコンではなく、昔のスパイ映画に出てくる部屋いっぱいの機械です。窓から見えるローラーがぐるぐる回ってガチャガチャ音を立てているやつ。

 

IBMが運用されれば計算係は解散になる。コンピューターに仕事を奪われそうな状況で、30名からなる黒人女性チームをかかえるドロシー(キャサリンの同僚)は一計を案じます。そのときの言葉。

 

「IBMは1秒間に2万4000回も乗算ができる。人間はかなわない。でもボタンを押すのは人間よ。IBMが来たら計算係はおしまい。それが嫌なら、、、プログラミングを学びましょう」

 

IBMはすごいと言われつつも、でかすぎて部屋にはいらなかったり、つないでも動かなかったりでぜんぜん役に立っていませんでした。

そこに目を付けたドロシーの先を読む力はすごかった。もっとすごかったのは、計算にこだわらなかったこととチーム全員で生き残る道を開いたこと。まさにリーダーの鏡。

 

AIが各分野に進出してきている現在の現状はこれとよく似ています。人間の仕事がAIに奪われることを危惧する意見もあります。

「でもボタンを押すのは人間よ」はいまに通じるものの見方で、はっとさせられました。AIが来たら自分には何ができるだろうか。

 

「前例がないなら、私が前例になるしかありません」

キャサリンのもう一人の同僚、メアリーは能力がありながら技術者になることをあきらめていました。なぜなら前例がないから。

黒人、しかも女性でNASAの技術者になった人はそれまで一人もいませんでした。

 

なるためにはいくつかの条件をクリアしなければなりません。

そのうちの一つがなにかの単位をとることだったのですが(ここはあいまい)、そのためには白人しか通えない学校に行かなければならない。黒人はなれませんと言われているようなものです。

この学校への入学許可をとるためにドロシーが裁判所で判事に訴えたときの言葉。

 

「私が白人の学校に行く理由は、宇宙に行ったアメリカ人がいないから。白人の学校に行った黒人女性は1人もいません。前例がなかったからです。前例がないなら、わたしが前例になるしかありません。あなたは前例になれますか。今日あなたが下す判断のなかで100年後に残るものがほかにあるでしょうか」

 

会社にいると強く感じますが、前例のないことはやらない理由にされがちです。

これからの30年はいままでの30年よりもっと早いスピードで世の中はかわっていく。流れはすでにできている。

「前例になるしかない」のはむしろ今です。会社辞めて本当によかった。

 

「彼女が大丈夫というなら、ぼくは飛ぶ」

アメリカ初の有人宇宙船「アトラス」打ち上げ当日、アトラスの着水点の座標にズレがあることが発覚します。昨日計算した結果と今日計算した結果がちがっている! 秒速2万4000回のIBMで検算したのに!

これは文字通り致命的な間違いでした。

着水点の座標が定まらないと宇宙船の大気圏突入ポイントが決められません。ポイントがずれれば宇宙船は燃え尽きてしまう。

このままではアトラスの打ち上げはできない。追いつめられた状況で宇宙飛行士のグレンが本部長(ケビン・コスナー)に言った言葉。

 

「あのキレ者の女性はどうした。彼女が大丈夫というなら、ぼくは飛ぶ」

 

アメリカでは前例のない有人宇宙飛行。死ぬかもしれない状況でグレンはキャサリンの計算になら命をあずけられると言ったわけです。

 

人間を圧倒する優秀な機械をつかっても機械だけでは信頼に足る仕事はできない。機械を信用しすぎて痛い目にあうのはいまも同じです。おそらく機械があるかぎりこの構造はなくならないことでしょう。

どんなにすごい機械を使ったとしても最後にそれを信頼できる仕事にするのは人の力と思っていい。自分のする仕事を大切にしよう。

 

科学の最先端の中心にあった「壁」

さいごに「障壁」という意味の壁ではないのですが、とても印象に残った壁があったのでそのお話をします。

 

キャサリンがいた宇宙特別研究本部にも、ケビン・コスナーのいた本部長室にも、NASAの会議室にも必ずあったものがあります。

黒板です。

 

この時代、科学の最先端の議論は黒板にチョークで書かれた文字と図を見て行われていました。

ディスプレイなんてあるわけがないので黒板を使うのがあたりまえなのですが、大人たちが巨大な黒板を見上げて真剣に話し合ったり考えたりしている光景がすごくかっこよかった。

キャサリンによって黒板に書きつけられていく計算式の意味はわからなくても、白いチョークの線が書きつらなっていく様はきれいだと思った。

なにか新しいものを作り出そうとしている雰囲気に満ちているように見えました。

 

いま会社の会議ではパソコンの画面をプロジェクターで投射してみんなで見ているけれど、ぜんぜんかっこよくない。きれいでもない。あたらしいものが生まれる気がぜんぜんしない。

 

ぼくはすでにいい大人ですが、黒板にかきつけた文字と図で話ができるかっこいい大人になりたいものです。

 

最後にひとつ言っておきたいこと

 

この映画は、予告編より本編がぜんぜん上!

以上です。

>>>映画「ドリーム」オフィシャルサイト(予告編あり)

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