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カプセルホテルに泊まったことはありますか? 「安いけれど窮屈」「男性のみ宿泊可」だったのはいまは昔。
今回はカプセル型の宿泊施設「カプセルホテル ナインアワーズ 北新宿」に宿泊してきたので紹介します。まじですごかったです。
目次
予約はホテル予約サイトで
ぼくは「Hotels.com」を利用しています。サイトが見やすいことと、プロモーションをよくやっていること、宿泊のたびにスタンプがつくことが主な理由です。
スタンプは10個たまると10回の宿泊の平均金額分の無料宿泊クーポンとなります。それなら「Hotels.com」に一点集中したほうが効率がよい。「Hotels.com」の目論みどおりで悔しいですが仕方なし。

今回はこちらのサイトでプロモーション中であったため2999円で泊まることができました。公式サイトによれば宿泊は4900円〜となっています。早めに予約したほうが安く泊まれるようです。ありがたし。
場所は駅近。なのに見落とした

JR山手線の新大久保駅で下車。新大久保駅は改札がひとつしかありません。改札を出たらすぐ右手ににぎやかな通り(大久保通り)が見えます。道の向かい側には吉野屋があります。
この道をむかって右側のほうへまっすぐ歩いていくだけです。線路下のガードをくぐり2分も歩けば到着します。
けっして迷いそうにない近さですが、ぼくはホテルを通り越してずいぶん遠くまでいってしまいました。。。
ご存じの通り新大久保はコリアンタウン。そのにぎわいは想像以上でまっすぐに道を歩けず。人にぶつからないように注意していたらいつのまにか見逃していました。

奥まった入り口
ホテルの入り口が通りからやや奥まったところにあるのでわかりにくかったというのもある。

ホテルの表示
こんなふうに表示が出ています。
エレベーター=セキュリティ

受付は8階にあります。8階まで上がるとエレベーターが男性用(写真右)と女性用(写真左)に別れます。
このエレベーターでは外に出ることができませんが、男女それぞれのカプセルやシャワールームのある階にいくことができます。
このように真ん中のエレベーターで受付まで上がって左右の男女別のエレベーターで各階に降りていく構造になっているため、部外者が宿泊エリアに侵入することは困難です。
エレベーターのなかで男性客と女性客が顔を合わせることもありませんから、女性客も安心して利用できます。よく考えられています。
チェックインがスマート

チェックインカウンターには常時2人のスタッフがいました。ぼくがいたときはいつも日本人と外国人のペアでした。
必要事項はすべてiPadを使って記入します。カードキー、バスアメニティ一式を受け取り、簡単な説明を受けてチェックインは終了です。

バスアメニティはタオル、バスタオル、歯磨きセット、薄手の寝巻き(甚平ではありません。シャツとパンツです)で必要十分そろっています。歯ブラシは安っぽくなくてグッドでした。
ロッカーは収納力抜群

9hのロッカーは広い。いままで泊まったカプセルホテルのなかではダントツに広いです。

鍵はカードキーをセンサーにかざして開けます。うっかりカードキーをなかに入れたまま扉を閉めないように。これはかなり気を付けていました。

ロッカーは2階建てになっていて一番上は僕(身長173㌢)の目の高さくらいまでありました。幅も十分にとられており、40リットル程度のザックや中型のスーツケースなら1階のスペースに収納可能です。

洋服がかけておけるようにハンガーも2つ用意されています。ちゃんと服が吊るせるように服をかけるところだけは1階と2階のしきりに穴が空けてあります。

2階の上にはシューロッカーまでついていました。至れり尽くせりです。

大型のスーツケースくらいの大物になるとロッカーには入れられません。こういった荷物は8階受け付け裏にあるラウンジの一角におかせてもらえます。ラウンジへ行くには受付を通らなければなりませんから、部外者による盗難はまずないでしょう。
カプセルはもはや宇宙船

カプセルは丸みを帯びたフォルムでなめらかな光を放っており宇宙船のようです。

1階と2階のカプセルが互い違いに並んでいるおかげでカプセルの両脇にあるバーをしっかり握って上れます。足場は足をかけても音があまりしないので1階の人に気を使わなくてすみます。
カプセルの内部は、身長173センチのぼくが手足を伸ばすと手のひらと足の裏が壁に付くくらい。なので寝ているとき手足がぶつかることはありません。幅も広く、寝返りする余裕があります。
2階建てのカプセルの場合、高さがなくて身動きがとりづらい場合があるのですが、9hのカプセルは高さも十分ありました。ぼくが正座をすると頭が天井にぎりぎりつかないくらい。胡座なら余裕で座れます。
入り口はブラインドを下げてあるだけなので、外で音がすれば残念ながらよく聞こえます。耳栓が必要な人はもっていったほうがよいでしょう。

カプセル内にテレビはありません。コンセントがひとつあります。あとは照明の調節つまみだけ。

寝具はぼくにはちょうどよい固さで寝心地は自宅よりよかったです。パンフレットによると9hでは都市の宿泊に必要な機能のひとつとして「眠る」を重視しています。しっかりと疲れをとるために寝具の選択にも気遣いが感じられました。テレビがないのも納得。
トイレとシャワーも快適空間

清潔なのはいわずもがな。トイレは勝手に蓋が開きますが、流すのは手動です。ボタンを押せば流れます。
シャワーはシャワーヘッドがひまわりの真ん中ように大きく豊富な量の水を勢いよく浴びられます。自宅のシャワーでは体験できない気持ちよさでした。
脱衣場にはバスマットはなく、床が水浸しになりやすいです。ビーチサンダルがあると足を床につけずに済みます。手荷物は棚に置けます。
ラウンジはこのホテルの「売り」です

カプセルホテルはプライベートスペースが狭いです。それを補うためにパブリックスペースにデスクやベンチが用意されているところがあります。
9hの場合、ラウンジと呼ばれるスペースがそれにあたります。これがとにかく広い! こんなに大きなデスクはちょっと他ではお目にかかれません。工作をしても迷惑にならないくらい広くスペースが使えます。

オープンな感じがいやなら壁際にあるカウンター席がおすすめ。コンセント完備で電源の心配もなく自分の世界にこもって作業ができます。
コンクリートうちっぱなしでシンプルなつくりですが、壁一面ガラス張りとなっており8階から東京の景色が一望できる開放的な空間となっています。

ちょっとした食事からがっつりなパソコン作業まで余裕で可能。カフェで作業が進むタイプの人にはまちがいなく快適なはずです。受験シーズンには受験生が利用してもよいでしょう。
ちなみにデスクは宿泊しなくても利用可能。ただし1時間300円で最大2000円(24時間)の料金がかかります。宿泊すればもちろん無料で使い放題ですからお得感があります。個人的にはこのラウンジを使うためだけに宿泊してもよいくらいです。
まとめ
カプセルホテル「ナインアワーズ 北新宿」を紹介しました。
新宿駅からわずか1駅。新大久保の猥雑な街中にあるとは思えない静かさ。設備と空間の質が高くて、カプセルホテルとは思えないほど環境が整っています。スタッフ対応もよくすべての面において不快になることはありませんでした。
プロモーション価格とはいえこれで3000円とは・・・。わざわざビジネスホテルに泊まる理由が見つかりません。泊まったら誰かに話したくなるホテルです。